嘉手納や普天間における爆音

ぼくはまいにち、普天間基地のすぐ近くの職場にいる。
「爆音」がどういうものか、ここで日中を過ごすようになって始めて知った。
日常生活に、爆音は、耳への暴力である。
平穏な生活を蝕む暴力である。
それまでは、バクオンという読み書きはできたものの、最悪なことに爆音で苦しむということがどのようなものであるか分かってるつもりになっていた。
まいにち普天間にいることで、自分は概念として分かっていたに過ぎないということを痛感。
嘉手納の人々が岡田外相の発言に怒りを表すことは、とうぜんだとおもう。
怒ることを揶揄する人もいるようだが、そういう人はなにも分かっていない、いや分かったつもりになっているだけなのだ、と、かつて自分を思い出しながら苦々しくなる。
爆音だけじゃない、墜落されて人の暮らしが壊れていく恐怖だってある。
いくら数字上の「安全」を証明されても、恐怖や不安はかわらない。
そういう基本的なことすら分かったことのない人間が、いることがたまらない。

犠牲 いつまで 「今でも戦争のような状態」 嘉手納町民大会 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース
【嘉手納】約2500人(主催者発表)が集まり嘉手納町のロータリー広場で開かれた「米軍普天間飛行場の嘉手納統合案に反対する町民大会」。町の約83%を嘉手納基地が占め、日夜激しい爆音で生活環境が破壊されている町民からは「これ以上の犠牲を強いるな」との熱い思いと地元を無視した岡田克也外相の発言への怒りが会場を埋め尽くした。 会場には爆音の中で育ち、基地のない町を願う子どもたちから米軍機墜落事故の恐怖がいまだ癒えない高齢者まで基地の重圧に苦しむ町民の姿があった。再び浮上した嘉手納統合案。参加者は夕暮れの空に向かって、断固反対の拳を突き上げた。  基地と向かい合う形で立地し、日ごろから激しい爆音にさらされている同町屋良の栄光幼稚園からは教諭ら約10人が「町民の心を踏みにじる行為許さん」などと書かれたプラカード持参で参加。多和田麻里さん(21)は「今でも騒音被害に悩まされているのに、これ以上の負担は負わせないで、子どもたちにより良い環境を与えてほしい」と訴え、宮城美智子さん(49)は「岡田外相には実際、嘉手納に住んで爆音を体験してほしい」と話した。  読谷高校3年の知念真衣さん(18)、川武眞子さん(18)、大城詩織さん(18)は3人で参加した。知念さんは「友人からメールが回ってきて参加を決めた。会話が途絶え、テレビの音も聞こえない嘉手納町を大人だけの問題にせず、自分たちも声を上げたいと思った」と語り、川武さんは「これ以上基地を大きくするのはやめてほしい」と訴えた。  13年前に本土から嘉手納町に移り住んだ調理師の嶋本浩巳さん(37)は「普天間基地が嘉手納に統合されても、辺野古にいっても危険性は変わらない。何か起こってから盛り上がるのではなく、基地はどこに持っていっても必要ではない」と話した。  老人クラブのメンバーと参加した76歳の女性は上空をごう音とともに飛行する米軍機を見詰めながら「今でも戦争のような状態。いつ墜落するのかも分からない。その上、普天間からヘリが来るなんて、どこまで町民に負担を負わせるのか」と語気を強めた。  前嘉手納町長の吉浜朝永さん(86)は「嘉手納統合案はもってのほかだ。普天間飛行場の移設は辺野古だろうが県外でもかまわない。とにかく嘉手納町民の基地負担を増大させる嘉手納統合だけはやめてほしい」と話した。(引用元

posted by sanposya at 16:40 | 米軍基地問題

写真集『光の音-pure and simple』(中村ハルコ)


光の音-pure and simple
Junko Takahashi
ISBN 4990425308
内容紹介
国内外で幅広い活躍を遂げた写真家中村ハルコの待望の写真集『光の音-pure and simple』は、イタリアトスカーナに魅了された中村が1993年から1998年まで、多いときには1年に7度も通うほど情熱を注ぎ撮り続けた渾身のドキュメンタリー作品です。異国の地で見つけた目を見張るフォトジェニックな光景は、古代から受け継がれてきた生活の知恵、方式により日常がゆるやかに形成されています。生きるための手段として行われてきた狩、恩たもうワイン、チーズ作り、大地の風にさらされる洗濯物、魔法使いの跨るような手作りのホウキ、お手製のブランコ・・・。そして、大自然の厳しさに戦いなからもしっかりと支え合う、その地に根をおろして生きる老夫婦イヴォとイルダ、その家族の愛が、永遠という時が刻まれた写真としてみごとに写し出され、私たち見るものに優しさや懐かしさ、大切な何かを色褪せることなく思い出させます。まさに写真集として群をもったボリュームで現代を問い圧倒させるのです。 「重厚でクラッシック、まさにフォトルネッサンスともいえるような写真の原点がここにある。」 写真家荒木経惟氏にも大絶賛された待望の写真集です。またこの写真集には公募コンテスト「写真新世紀」において2000年度の年間グランプリを受賞した「海からの贈り物」が含まれています。自らの出産体験をドキュメンタリーしたこの作品は、生命の誕生とその神秘、女性写真家にしか撮り得ない力強さを高く評価されました。 カラー、モノクロが織り込まれた美しいシンメトリーで綴る写真集、未発表写真含む全92点が収録。ジャンルの異なるアーティストによるユニークな視点、価値観を取り入れ、様々なメディアを通して、新しいクリエイティビティを提案するフォルマ-レ・ラ・ルーチェが企画、制作。(amazonより)
posted by sanposya at 13:17 | 写真集

宗教と事実

聖書原理主義は創造説博物館で進化論と戦う - ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記を読んでて、ふと、そういえば。

「ダーウィンの進化論やビッグバン理論は、神がすべての宇宙や生き物を七日間でいちどに創造したとする聖書の教えに反してい」るというのは、聞いたことがあるし、一部のキリスト教徒が猛烈に嫌悪しているようなぼんやりとしたイメージをもっていた。
それはほんとうはどうであるのか僕は研究者でも学者でもないので、まあそういうふうに反発する人もいてもおかしくないわな、くらいにおもってた。
でも上記の記事の「聖書の記述を事実と信じるキリスト教徒たち」という箇所で、そういえば、とおもった。
事実、かぁ・・・・。
事実であるという認識によって確固たる世界像を作っているのだということは、他の宗教でもあるのだろうか?
いや問いの立て方がまずいかもしれない。
宗教にとって事実とは教義に先行して存在するものではないのだろうか?
つまり宗教の教義が事実を規定・構成しているという側面があるのだろうか、あるのだろう。
いや、今さらなんだが。
ふと、おもったわけであります。
これは言語の問題につながるんだろうな。


ダーウィンと原理主義 (ポストモダン・ブックス)
Merryl Wyn Davies
ISBN 4000270842
posted by sanposya at 10:16 | 雑感

「ボクたち一体どこからきたの」と聞かれたときのための絵本講座

私の妻が主宰するoffice sunny sideの企画・絵本講座が、いよいよ明日です。
まだ、参加受付できるようなので、少しでも興味のある方は、お気軽にお声掛けください。

詳細は以下。

sunny side planet
http://sunnysideplanet.seesaa.net/article/130958191.html


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office sunny side
−大人のための絵本講座−

第1回
「ボクたち一体どこからきたの」
と聞かれたときのため
の絵本講座

日時:2009年11月3日(火)*文化の火・祝日です
      15時〜17時
場所:夜カフェ「rat&sheep」場所についてはこちら→
会費:1500円(ドリンク・デザート付)

浦添市の夜カフェ「rat&sheep」で
普段は営業していない午後の時間をおかりしての
少人数での絵本講座です。

絵本の紹介だけでなく、
会話やちょっとした作業を通して、
自分を知り世界を知る「絵本の旅」を
一緒にすることができたらなーと思っています。

テーマを変えてシリーズでの開催を予定していますが、
第1回は、誰もが一度は持つ
 「『自分のルーツ』に対する疑問」がテーマです。
 さまざまな絵本に見られる、
 「人はどうして生まれてきたのか」という問いへのメッセージを、
 一緒に読み解きたいと思います。
 
 
子どものいるお父さんお母さんに限らず、
絵本に興味のある方や、
やさしい絵や物語の言葉に「癒されたい」と思っている方、など 
ご興味のある方はぜひ。 


お問い合わせ・お申し込みは
kimiko.pinebook@gmail.com
までメールでどうぞ。
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posted by sanposya at 10:04 | イベント

ナンシー関の本

たてつづけにナンシー関を2冊読んだ。
ナンシー関 リターンズ」は、のっけからのけぞるほどにのめりこんだ。
ナンシー関の知られざる自伝である。
父と母の出会いから書かれており、これがたまらなくおもしろい。


ナンシー関 リターンズ Nancy Seki Returns
ナンシー関
ISBN 4418095039

もうひとつは、「ナンシー関の記憶スケッチアカデミー (角川文庫)
記憶スケッチとは、出されたお題の絵を何も見ずに記憶だけでスケッチする行為。
たとえば、カエルというお題で読者に書いてもらい、それをナンシー関が評するというスタイル。
これがすごくおもしろい。
グフグフとわらいが止まらぬ。


ナンシー関の記憶スケッチアカデミー (角川文庫)
ナンシー関
ISBN 4041986095
posted by sanposya at 16:38 |

火山に恋して(スーザン・ソンタグ)

原題は「THE VOLCANO LOVER」
スーザン・ソンタグの小説。
アメリカ独立戦争、ナポレオン戦争などで活躍したイギリス海軍提督・ネルソン提督と人妻エマ・ハミルトンとの不倫。
エマの夫である、ヴェスヴィオ火山の最初の研究者として名を残すウィリアム・ハミルトン(1730-1803)は妻の不倫を知りながらも、黙認しネルソンとの間にも友情を保っていたという。
18世紀末のナポリを舞台にしたヨーロッパの文化と政治と、ひとりの女をめぐる不倫と肥満の三角関係物語である。

火山に恋して―ロマンス
火山に恋して―ロマンス
富山 太佳夫
ISBN 4622045281
表紙の絵は、1799年8月8日、日曜日の夜、ヴェスヴィオ火山の噴火―ピエトロ・ファブリスの素描に拠る
posted by sanposya at 16:45 |